アメリカASAのニュースにみる日本のアウトドアレジャーの維持発展とは
こういうニュースが発信されています。
US legislators take ‘major’ step towards improving outdoor access in the US, Angling International
アメリカのNatural Resources Committee委員会で次の内容を進める法令が可決されたそうです。
- ツアーガイドなどが許可を得やすくする
- 行政が管理する地区内の自然において、レジャー利用目的での利用をしやすくする
- それらの地区にある町などでの経済発展を促すために投資を行う
要は、アウトドアレジャー活動の経済的価値を認めたうえで、それを増進させるためにアウトドア活動がしやすくなるような法令のようです。
こういう類のニュース、最近、日本で聞きませんね。
釣り業界では行政に働きかけ、堤防の一時的一般開放などが実現しています。大変ありがたいことです。
ただ、本質的なところは全く手がついていない気がします。
釣りによる経済効果の試算はされていないようですね(同内容の茂木陽一さんのコラム)。
観光立国という考え方で、国内観光需要の喚起、また海外から来る観光客の新たな活動への誘いなどしていくのもいいのかと思います。日本の釣り、外国人が来て楽しめるようになったらもっといいと思いませんか?
ただ、これを推し進めていくには経済効果の論拠が弱すぎる。釣りの経済効果も見えない中で、国政の中では価値が明確にされていない活動としてしかみなされていないのでしょう。
現在は過去の先人たちが残した文化遺産に観光客が集中しオーバーツーリズムという言葉も聞きます。京都とか、ニセコとかですね。東京湾の船五目づり、相模湾のシイラ、須磨のタイラバなど、手近な場所で釣り人が楽しめるソフトはたくさんあります。釣り業界にも何とか目を向けてもらう活動をしたいですね。