イギリス釣り市場について
イギリスの釣り市場はここ5年、急激に小売りの寡占化が進んでいます。
イギリスの釣り具小売最大手であるAngling Directによる小売店の買収のニュースが入りました。
Angling Directが上場し、本格的に業務効率化、買収も含めた販売拡大策を取ってきたのは2015年ぐらいからでしょうか?
このような動きにより、一つはAngling Direct、一つはスポーツチェーン系、もう一つはEC系です。同時に、小売り側の力が強くなってきています。
すでに釣りの小売先進国ともいえるアメリカではこのは終わっていて小売りが圧倒的に強い。日本でも小売り店が減る動きはほぼ終わっていますね。
いわゆる家族経営の専門店というのはだんだんと肩身が狭くなっていきます。エサ釣り構成比が比較的高いイギリスでも寡占化が進んでいきます。エサ釣りが多ければ寡占化もしにくいのではと安易に考えていたのですが。
このような流れが、次は西欧、東欧、日本以外の東アジア、そして東南アジアなどの新興国に広がっていくかもしれません。今の閉鎖的、自国主義的な流れの中で少し変わる可能性もありますが、遅かれ早かれ向かう方向だと思います。