海外に行くときどこで両替するか?
先日海外出張に出る際、両替する場所はどこがいいのか考えてみました。
まとめるとこんな感じになりそうです。
まずは為替レート。現地の両替所は、日本国内の両替所よりも良いレートが適用されることが多そうです。確かに、現地の物は現地で安いということが普通ですから、現地でその当地通貨を買うのは安いでしょう。ただし、手数料があります。観光地や空港内の両替所では為替レートが高めに設定されていることが多いです。
両替する窓口では手数料がかかります。取り扱いをする会社などにより異なりますが、一般的に空港や観光地では高め。現地の街中にある両替所の方が安いことも多くあります。ここでは、その目的国での物価や賃金などが安ければ手数料も安くなりますので考えてみても良いです。
そもそも両替をしない場合。クレジットカードを使ってしまえば現金の両替自体をすることはありません。クレジットカードの為替レートは市場の実勢レートに近く、両替所よりも有利なことが多いです。ただし、カード会社による海外利用手数料(1~3%程度)が加算される場合があります。
かなり個人的な国の選択ですが、アメリカ、ドイツ、中国でそれぞれ見てみます。
アメリカに行く場合
アメリカはプラスチックマネー、クレジットカードがほぼどこでも使えます。小さな商店や、露天のようなところでも使えます。逆に現金の使用頻度は低めです。ただし、少額の現金が必要になる場合もあるため、現地到着直後に備えて、空港からの交通費やチップ用として少額($100程度)の現金を準備しておくのがおすすめです。それでは、その少額の現金はどこで両替するのがいいでしょう?
お勧めは現地で必要な分だけ両替する方法です。現地といっても出来れば安全を確かめて街中の両替所が手数料も低めなので良いでしょう。
ドイツに行く場合
ドイツでもクレジットカードが利用可能ですが、小規模のレストランや店舗ではクレジットカードを嫌がり、現金が好まれることがあります。そのため、ある程度の現金を持っておくことが安心です。ただ、ユーロは日本国内での流通が少な目です。交換できる銀行も少な目です。交換したユーロが使い切れない場合、若干困るかもしれません。両替は少額(€100程度)に抑えるのが良いでしょう。日本でのユーロ流通量が少ないので、両替するなら現地がお勧め。
中国に行く場合
中国は現金よりも電子決済が主流。というより、ほとんどが電子決済です。外貨両替や現金の準備に加えて、WeChat PayやAlipayなどの電子決済手段を準備した方がいいでしょう。ただし、これらを利用するには事前準備が必要なので気を付けてください。
現金の両替は現地の両替所(ちゃんとした銀行が運営しているもの)がお勧めです。空港内両替所の手数料は高めですので、街中での両替がいいでしょう。銀行窓口での両替も可能です。手数料は他国と比べて割安です。
支払い方法として、電子決済、クレジットカード、現金が可能です。
クレジットカードで想定しておかなくてはならないのは、主要なホテル、空港内、高級レストランなどでのみしか使えないことです。小さなお店や市場の露店等では使えないと思った方がいいです。
電子決済はWeChat Pay、Alipayが代表的です。経験上、外国人が登録・使用しやすいのはAlipayの方です。アプリにクレジットカードを紐づけして使えます。
現金が必要な場面は、上記のクレジットカード、電子決済が使えない場合です。いざという時のために日本円で5千円分程度は両替しておいてもいいかもしれません。
まとめ
両替所でのレートに比べ、クレジットカードの為替レートが有利です。このため、クレジットカードの手数料を確認したうえで、クレジットカードを使うのがよさそうです。ただし、中国はクレジットカードを使えない場合も想定しておきましょう。
また、現金は緊急時やカードが使えない場面に備え、必要最低限の額を持ち歩くようにしましょう。両替するなら、空港や観光地にある両替所より、街中の両替所の方が手数料が安いことが多いようです。安全に留意して適した両替所を探してみましょう。現地のATMで現金を引き出す方法もあります。これは、両替所での手続きよりも便利で、レートも良い場合が多いのでおすすめです。日本と違い、海外のATMの周りには囲いがなく、通りに面している形ですので、特にパスワード入力時に手元を隠すなどの注意も怠らないようにしましょう。